[Diary/2004/July]

またもや現実逃避 / 2004-07-15 (木)

本家Codecへのデリゲート?

まだ試してないんでメモ書き
XVID Delegate Component

FFusionってのがあって,それを使ってOSXのQuickTime PlayerでXviDでエンコードものをみてるわけですけど,
本家DivX提供のOSX版コンポーネントは,XviDもデコードできるはずなんですよね.
OSX版にはその機能ないのかな...と思ってたら,デコード機能自体はあるらしい.

んで,このXVID Delegate Component.
そゆことか.

あとで試してみます.ffmpegのエンジン使うのと,本家のエンジン使うのと比較する必要あるかもなぁ.
もちろん,3vixとかは,相変わらずFFusionを使うわけですが...今時そんなのあるのか?
問題は,FFusionとのバッティングだ.どうなることやら.

にしても,やっぱり,WMV9のCODECのQuickTime用コンポーネントが欲しい.
それじゃなかったら,OSX版WMPでaviパックのファイルが再生できるだけでいいから.
何度でも言い続ける.

てか...なんで僕はこんなことやってるかなorz

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[Diary/2004/July]

へなへなへな / 2004-07-14 (水)

やっぱりダメダメプログラマ

"Fitness-Proportional Selection"っていうアルゴリズムを実装する所で,バカな事を一つやっていた事に気がついた.
それを取り外したのと進化の状況を比較してみた.
あ,効率が全然違うわ.
ホントダメダメプログラマ.
あとはもう一つ思い付いてる遺伝子操作を実装して実験してみて...そこそこの結果が出るようなら死ぬ気で英語書くのに戻ることにしよう.
他の人の論文読んだり,アイデア考えて頭ひねったり,コーディングしてる方が幸せだよなぁ.うん.
書くのは...アウトライン考えてるのは面白いんだけどね.
実際に英語を書かなきゃならんのが.

別の方向性のクオリティにお金を払う

ThinkPad X40って,色々な所で「重い,バッテリ持たない,オプション高い」って言われてますけどね.
確かにその通りだと思います.
ただ,対衝撃性とかの「安心感」を他のメーカーのマシンに求められるか,つったら,個人的にはそうじゃないような気がするんですよね.
i1124を使ってきて,インナーケース一つだけで小さい普通の(衝撃とか何もない)バックに入れて,それを振り回して.鞄を落としてしまうこともしょっちゅうあるし.
バックパックに突っ込んでバイク乗っててコケた事もあったはず.
三台も一つのアタッシュケースに詰め込んで機内持込,座席の上の棚に突っ込んで,おまけに係員にガンガンぶつけられながら入管通した,とか無茶なこともやってたり.
(これ,PowerBook三台でやったら,間違いなく液晶がオシャカになってたはず)

X40はX31に比べて軽く小さくなって,対衝撃性があがってるマシン,と僕は考えています.
ディスクのプロテクション機能とか色々あるし.
あとはキーボード...かな.
昔東芝のと比較して,液晶とかで負けているにもかかわらずTPを買った理由ってそれだもんなぁ.(床面積も多少小さかった)

まぁ,それぞれの人がそれをどう捉えて,そこに価値を見出してお金を払えるかですよね.
僕みたいに持ち歩いてぶん回さない人は,そんな対衝撃機能なんざいらないし,それだったら他のメーカーのバッテリの持ちがよくて軽量コンパクトなマシンを選んだ方がいい.
多少でかくてもいいからディスクの速度や処理能力が欲しい人は,X31の新古品を買った方がいいと思いますよ.マジで.

しかし,10万JPYのRシリーズの一つって,見た感じすごく安っぽいよな.
やっぱり会社のデスク据置き型,会議の時だけ社内持ち運びって感じか.

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[Diary/2004/July]

あー,やっぱ英語か / 2004-07-12 (月)

ミーティング

指導教官が木曜日からバケーションで日本に行ってしまうので(スウェーデン人なのですが日本大好きな人です.能の音楽について勉強してるし,奥さんは日本舞踊を習ってる),出かけてしまう前に捕まえて,とりあえず大体形になったのを見てもらった.
実は今日の朝まで国際会議でイングランドに行っていたので,直接会うのは久しぶりだったし.
だから,まともにミーティングが出来るのは殆んど今日だけだったので.
当り前だけど,直接の指導教官なので(プログラムディレクターに遺伝的計算の理論面,システムや音楽表現に関してはこの人に見てもらってる),僕が何やってるか知ってる.

で,曰く.
全体の構成や個々の章の中のアウトラインは問題ないらしい.
しかし,英語...orz
「これはプラクティカルな問題だけど」って何回も繰り返される度に,なんか落ち込む.
お互いネイティブじゃないから,そう言ってくれてるんだよなぁ.
(ここまでネイティブが羨ましくなったのは初めて.連中ネイティブというだけでかなりのアドバンテージを持ってるわけだ.もちろん日本語と同じでライティングが出来るとは限らないわけだけど,少なくとも労力はだいぶ違う)

誰か英語ライティングが得意な一年目をつかまえて,きっちり見てもらえって.

おまけに,「もうちょい遺伝操作の種類が欲しいなぁ」.
まぁ,いくつか別のヤツのデータも実験もやったし,その他にもアイデアはあるから,インプリメントしてプログラム走らせればいいだけなんだけど.
まとめとかは大幅に書き直しだよなぁ.

これさぁ...終わらんわ.
どちらにせよ,8月頭には一度日本に帰らなきゃならんのだし,その後はディスタンススチューデントやることに問題はないのだけど.
一度帰ればビザなしでも三ヶ月滞在できるから,お金の問題考えなければ戻ってくるって選択肢に.

しかし,日本のように,みんな一斉に終わらせるってのがない分だけ,ごまかしの効かないきちんとしたものを書かなければならないわけで.いいことなのだろうな.
スクールイヤーにとらわれず,いつでも論文提出,学位申請可能だし.
僕のように出来の悪い学生には辛いんだけど.


[Diary/2004/July]

GU開発ツール / 2004-07-10 (土)

GUIプログラミング環境

GUI開発ツール登場、プログラミング経験は不要に?(japan.ineternet.com, ITmedia)

MicrosoftやSun Microsystemsが相次いで、GUI開発ツールの最新版を市場に投入している。シンプルなアプリならば、アイコンをドラッグ&ドロップしていくだけで迅速に開発できる。こうなると、「だれがプログラマーを必要とするのだろうか」という疑問すらわいてくる。

記事のこのアブストラクト読んでて思ったのが,
「まんまMaxじゃんか」
それの見栄えが善くなったバージョンって事なのか.

Maxつーのは,元々音楽用に作られた(もちろん色々な用途に使えるけど)リアルタイムGUIプログラミング環境ってヤツです.
僕はこれにかなり縁が深いんですが.
今はもともとの開発者がフリーでPureDataってのを出してるし,GUIにpython使ったpyMaxやらMac関係だと,Max/MSPって有料版がある.
紹介記事とかにはアプリケーションって書かれることが多いけれど,まちがいなく言語の一つです.

具体的にいうと,オブジェクトと呼ばれるボックスをウィンドウの中に配置していって線で繋いでいく,という手順.もちろんマウスオペレーションが大前提.
オブジェクトには基本的には入力と出力があって,何か入力があると,何かの動作を行い結果を出力する.
もちろん入力自体はただのスイッチでいいし.

んで,
自分やその周辺のためだけの小さいプログラムって,当り前のようにMaxで書くんですよね.
習得の手間が殆んどいらない.
僕がライブ用の環境をチェックする時とかだと,チェック用のものをその場で書いて使うし.
曲とかに使うちょっとした規模のやつは,結構時間かけて書くわけですよ.
自分や他の人がため込んで来たライブラリってのもあるし,それはオブジェクトとして簡単に呼び出せるようになってる.(プログラミングとしては当り前の作業だけど)

要するに既に素人プログラマは大量に発生してるんですよね.
僕は職業プログラマじゃないしクライアントの要望どおりのものを作ることなんて出来ないけど,自分の考えたアイデアを実際に計算させるために(今回は)JAVAでプログラム書くわけだし.
自分の曲や実験のためのプログラムを書くってのは,ごく当り前の事なんじゃないかな,とか思ってたんですが.

でも,んじゃ,その前段階は誰が作ってるのよ?ということになる.
Maxの場合,個々のオブジェクトてかクラスはCで書かれているんですけど,それを誰がやってるか.
Maxを使っている中でごく一部のCを書く人間がやってるわけですよね.僕も一時期そこにどっぷり浸かっていたわけですが(学部の卒業試験の半分はそれで出来ていたんで).
でも普通にMax使っている人達は,自分でCでオブジェクトを書くってことをそもそも想像もしないんですよ.つまり彼らにとっては,GUIプログラミング環境はアプリケーションなんです.
アプリケーションのユーザという場所からしか見ないんですよ.

昔,コンピュータを使うって事はプログラミングをするって事だったわけだけれども,
単純にそれと同じようになっていくだけじゃないかなぁ.それをもっと上層に持って行った,と.
でも,求められる事はどんどん高度化しているわけで,どのフェイズをやっているかって区別はどんどんはっきりしていくよなぁ.どっちが上とかじゃなく.
使う側と使われる側...とかさ.

えーと,プログラミングを初めて勉強する上でのモチベーションの違い.
苦労してHello Worldを習得して,そこで「これだけ苦労してこれっぽっちか」なのか「おお,それじゃこんなことも出来るじゃん!」って思うか.
そこで人種は分かれるような気がするなぁ.
最初のHello Worldが派手であればあるほど,後者が増えていく...


[Diary/2004/July]

知識の発掘 / 2004-07-09 (金)

うわ,懐かしい

「ストリングカルテットのためのイリアック組曲」の事を,本当に久しぶりに調べていた.
昔勉強したよなぁ...

イリアック組曲ってのは,1957年(1956という文献もある)に作曲されたやつで,
コンピュータ科学の世界じゃ無茶苦茶有名なイリノイ大学が出どころ.
一番古いコンピュータを使ったアルゴリズミックコンポジション...のはず.
ちなみに,その計算をしたコンピュータの名前がILLIACというのです.

サウンド関係の計算はマシュー先生が一番最初だけど,論理作曲はこのヒラーって人が最初だと思う.
もちろんベースにはクセナキス先生がいるのだろうけど.

卒論や修論書くってのは結構面白いもので,
こういった昔の知識をほっくり返す以外にも,文章書くために色々ひねくり回すわけですが,「自分がこんなことを考えてたのか」ってのがわかって,自分自身で驚いたりしています.
今までみたいな開発レポートじゃこういうのはなかったなぁ.
実は卒論書かないで卒業した人間なので.

しかしそれにしても,論理作曲って昔も今も大して変わらないんだなぁ.
そもそも最初のILLIACでの「古典的音楽表現をコンピュータで扱う」って目的自体が達成されてないわけだし.