[Diary/2004/September]

どうしても,もう一度見たい時代劇 / 2004-09-25 (土)

とは言っても一つだけなんですがね.

殿さま風来坊隠れ旅

10年ぐらい前の作品.
変身ヒーロー時代劇,とでもカテゴリ分けすれば良いのだろうか?

リアルタイムで見たっきりなんだよねぇ.
…高校生だったのかな?
暴れん坊将軍の時間の逆半期(テレ朝的だよね).
この作品で時代劇が好きになった.
(刑事モノと同じように時代劇でも旅情モノが好きなのに,水戸黄門は気にいらなかったから)

あらすじとしては,田沼時代.
将軍(家重だっけ?)の体調が思わしくないってことで,後継者問題が出てきた.
紀州の殿さまと尾張の殿さまは将軍になりたくないものだから,国をほっぽりだして,変装して旅に出てしまう.
紀伊大納言(治さん)は総髪の素浪人風,尾張大納言(宗さん)は商人風(旅装束か着流し)で,諸国を漫遊する.

事件の形態は水戸黄門と一緒なのだけれど,
キメの時,ダブル大納言が変身するのだ.

文で書いちゃうとあまり面白くないかもしれないけど,
素浪人や着流しの質素な着物をばさっと脱ぐと,中からは豪華絢爛な大名衣装.
髷の形もきちんと変わる.

そしてキメ台詞.
「紀伊大納言,徳川治貞参上!」「尾張大納言,徳川宗睦見参!」(名前忘れかけてたから,ぐぐって見つけた)
で,その後戦闘が始まるわけだ.

これが変身ヒーローじゃなかったら何なんだ?


面白いところは,紀伊大納言と尾張大納言が一緒に旅をしていないということ.
水戸黄門なんかも,全員がいつもいるわけではないけど,基本的に三人は一緒でしょ?
この作品は,主人公二人が別々に旅をしてるのだ.

そのくせ,事件が起こると必ずといって良いほど遭遇するわけで.
それぞれ別のきっかけで事件に巻き込まれるor首を突っ込むわけ.
たしか,お互いが敵対する勢力についたこともあったと思う.
序盤は二つの視点を切替ながら画面が進むもんだから,だるさがないのね.演出的にも面白い.

あとはお互いに将軍職を押し付けあったりとか,あれが楽しい.

とにかく全編テンションが高くて,テンポも良い.
お笑いのセンスもある.
変身シーンも良い感じだし,その後の戦闘テーマ曲がこれまた格好良い.
(戦闘テーマ曲を今でも口ずさめるのはどういうことだ?)
脇役も全体的にぶっ飛んでいて,作品全体が真面目じゃないし.
真面目じゃないといっても,非常に上手く計算された不真面目さなのだ.
良い意味で現代的なドタバタ系土ワイを上手く取り込んだ時代劇と言えるかも知れない.

「人生は~晴~れたり曇ったり~,いつかまた会おう~」
この主題歌も好きだったなぁ.

あ,そう言えばカクレンジャーも見たいな.
リアルタイムで殆ど見なかったけど,やたらインパクトがあった.
この作品と同じ雰囲気なのかもしれない.

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1: 西野 (09/27 10:29)
殿様風来坊は三匹が斬るの系統ですね
ばらばらに旅をしていて、一つの事象の良民と悪人に別々に絡んで、どこかで一緒になって悪者退治
文章が馬鹿っぽいのはさておいて
殿様も三匹も好き勝手に斬って来るんだよな
後始末はどうなっているんだ?
2: daichi (09/27 18:35)
ほう,三匹が斬るというのはそういうお話なのですか.それは面白そうですね.
後始末は,その土地の警察担当の部署が全てやらせられるのですよ.
上に文句は言えないのです.可哀想に.
3: 西野 (09/28 10:51)
でも、ああいうのって偉い人がばっさばっさ殺られているです
公儀隠密かなんかが幕府に報告しているのか?
だったら、あの人達が暗殺されそうな気も…