[Diary/2009/January]

原盤権とフリーオケ / 2009-01-19 (月)

今日

D論.審査のために先生方に渡すバージョンの仕上げ.

原盤権とフリーオケ・トラック作成

自分は(一応音楽家・音楽関係の研究やってる者として)きちんと押さえていたことだけど,把握していない人もいるようなので,上手くまとまってたサイトを紹介.
そろそろPerfume削除について一言言っておくか - いつか作ります - 断片部
こういう感じになっております.

で,自分が勧めていきたいのは,フリーオケやフリートラック作成推奨運動.

以前色々調べていてわかったのだけれど,上の記事に書いてある通り,ニコニ・コモンズはJASRAC管理曲も登録できます.
JASRAC管理曲をMIDIで起こして公開して,他の人に使ってもらってもいいという時でも,自分のサイトでは公開できない.
そういう場合にニコニ・コモンズに投稿すると,少なくともニコニコ動画や関係するサイトではその音源を有効活用してもらえるということ.

こういう風に書くと関係するのはMIDIオケ制作だけかと思われてしまうけど,別にそんなことはありません.
「演奏してみた」でCDに合わせて収録された自分の演奏のトラック,これもニコニ・コモンズで公開しておくと,他の人達が曲をやる時に色々使ってもらえるわけですね.
自分の演奏トラックは自分が演奏出来る楽器だけのものだけれど,他の人のトラックを使ってミックスすればちゃんと音源が出来上がるというわけです.
ちゃんとクレジット(とリンク)をつけるように心がければ誰も損しない.というかみんな得する.
MIDIあれば済むようなジャンルではない場合,特に「演奏してみた」で生成される演奏の音源は非常に重要になってくると思うのですよ. さらにVOCALOIDでカバー曲をやる際のオケとして生演奏が使えるのなら、VOCALOIDの歌唱の作成もやりがいがあるというものでしょう.

現状,「演奏してみた」でユーザが作成した音源の「歌ってみた」「演奏してみた」での流用は,直接頼むか無断使用という形に落ち着いてしまっています.
これをちゃんとニコニ・コモンズ経由で行うことで,いろんなシェアの仕組みができるんではないでしょうかね.
(というか無断使用が当たり前になってる現状はどうなのか? 別に無断使用されても気分悪くなるどころか気分良いから問題ないのだけれど,システムとしてどうなのか?という話)

ホントはニコニコ見たいに一つのサイトに限定されずに色々なところで使っていける仕組みがあれば良いのだけれど,法律的に難しいだろうな.
(他人の曲は,当たり前だけれどクリエイティブ・コモンズにはできないから)