[Diary/2009/January]

転調を制限するか有効に使うか,それが問題だ / 2009-01-26 (月)

今日

D論プレゼン準備.

スケールについてのメモ

高岡先生の話とメシアンの話とのリディアン・クロマティック・コンセプトの話が頭の中で結びついたのでメモ.

高岡明「Diatonic Scaleは,転調の効果が最大限に表れるスケールである(転調した時に被る音が少ない)」
それに対して
メシアン「転調がなるべく少ないスケールが普遍的でいいものだ(神学的な意味で)」

メシアンのスケールは,
第1旋法:音程が全て全音→転調は1回のみ可能.(Whole Tone Scale)
第2旋法:音程が半音と全音の繰り返し→転調は2回可能.(Combination of Diminish Scale)
第3旋法:音程が全半半の繰り返し→転調は3回可能.

このぐらいまでか.
ちなみに第2旋法の半全を反転させ全からスタートするとDiminish Scaleになる.
Diminish Scaleは3回転調可能.
でもDiminish Codeは強烈にドミナントなので調性の感覚を生んでしまうから,メシアンの意図とは離れてしまうから旋法に入れなかった?
一応ずっとドミナントが続くって曲もあるけど.