[Diary/2009/April]

真空装置と超音速風洞とロケットエンジン / 2009-04-28 (火)

今日

航空・宇宙コースの見学. メインは,真空装置,超音速風洞,ロケットエンジン.
学校の宣伝もかねて,ちょっと様子を.

真空装置は,無重力宇宙空間で使用する省エネルギー推進機の研究に用いられていた.
衛星なんかで太陽電池の電力量レベルで使用する効率のいい電気推進に関して.
真空装置は,大学にあるものでは日本一らしい.

超音速風洞は,今年度は亜音速風洞として使用するとのこと.
ジェットエンジンの内部の衝撃波の挙動を見る研究を行っているらしい.
完全にオプティクスの方法で衝撃波を見えるようにしていたのが驚き.
そんなことが出来るのか.

ロケットエンジンは,エンジン本体よりも建物の方がすごいらしい.
首都大システムデザイン学部には,本物のジェットエンジン1台,燃料が個体・酸化剤が液体というハイブリッドロケットエンジンが1台,そして液体ロケットのエンジンが1台存在する.
で,専用の二つの部屋で実験するんだそうな.
安藤はまだ実験の時に学校にいたことはないのだけれど,ものすごい爆音を立てるらしい.
もちろん実験室の中には人はいられない.
こういう航空エンジンの実験設備は,やはり日本の大学ではここにしかないとのこと.
JAXAとかにいけばあるのだろうけど.
本当はもっとすごい設備にしたかったらしいが,途中で東京都の予算が尽きたんだとか.

こういう見学は非常に面白いので大歓迎である.