[Diary/2008/June]

Wine 1.0とJASRAQの話 / 2008-06-20 (金)

今日

午前.修士実験用のタスクの仕様を作成.
IECでのフロアプラン生成するソフトウェアの表現系の3D可視化を行わせるタスク.
現在の石渡君の作成した段階では壁一つ一つの座標は出ていないので,そこを修正する必要あり.
もう一つのLシステムの樹木については柳瀬さんが作成.

午後.D論のイントロダクションの論旨の修正,Dミーティング.
修士実験のタスクの詰めと対象学生に対する説明.

メモ

Java3Dのインストール

Win版Java3Dは,JDKを入れた後なら勝手にデフォルトのライブラリの場所にインストールされる.
クラスパスなどの設定をする必要がない.

Java3DのCanvas3Dのコンストラクタのアーギュメント

Webを探して見つけた大体のサンプルコードは以下のようになっているが,エラーが起きる.

Canvas3D canvas3D = new Canvas3D(null);
************************************************************************
*** ERROR: Canvas3D constructed with a null GraphicsConfiguration
*** This will cause a NullPointerException in a subsequent release
************************************************************************

この場合,以下のようにする.

GraphicsConfiguration config =
      SimpleUniverse.getPreferredConfiguration();
Canvas3D canvas = new Canvas3D(config);

Wine正式版

POSIXシステム上でWin32APIとNTカーネル互換を提供するWineの正式版が出た.
PhotoshopCS2が完全に動くのが目玉らしい.
だがカラーマネジメントが動かない以上Photoshopは印刷用途で使うのは難しいかもしれない.
ライトなWeb用途なら大丈夫か.

動かせるソフトゥエアのリストでは,Platinumと表示されているのが完全に動くのだそう.
これでますますWinを使わなくても大丈夫になっていきそうで嬉しい.

動かして欲しいソフトウェアの要望No.1がFinal Fantaxy XI
現状はインストールしかできないらしいのだが,えばQ2が修正が必要でもなんとか動いているので,当然FFXIの方にも期待がかかるのだろう.

現在研究室では,通常の仕事からはWindowsを排除する方向に動いている.
安藤はずっとそう主張してきたのだが,やっと今年,M1が優秀で全員最初からLinuxという状況になった.
Windowsでやらなきゃならない時は,共有のWinマシン(デスクトップ1台,MacBook2台)を使うことになっている.
現在Winで仕事をする必要がある(Winしか使えない)学生はM2の二人だけ,他はLinuxのみかMacOSXを併用している.

そもそも,我々の場合JAVA(Eclipse)とTeX,GnuPlotが使えれば大丈夫.
プレゼンはOOoで作ってPDF化してしまうのが早い.もちろんOOoで作ってパワポで表示でも可能. 問題はガチガチに作り込まれたExcelの事務所類を扱う時.
いい加減,事務は学生に金のかかるソフトウェアを強要するのをやめたらどうだ.

ギターを根拠に著作権料取り立て

JASRAQが店に置いてあるギターを根拠に著作権を徴収したという話
これは本当の話なのだろうか.
以前,ピアノがおいてあるけどこれから先はオリジナルしか演奏しません(カメラ設置しますので監視してください)と宣言したバーから徴収した事実がある.
ピアノとギターに違いがあっては道義的にまずいので,これは多分本当の話なのだろう.

基本的には,他者が著作権を所持する音楽を用いた営利活動を行っている場合に著作権料の徴収の対象となる.
これは当たり前で納得はできる.
問題は,その基準が曖昧な所.
飲食店でも音楽をネタに宣伝を行った場合(生演奏ディナーなど)の場合,音楽を用いた営利活動と判断される.
この店の場合音楽をネタに客寄せをしているわけではないのだが,それでも「その可能性がある」と言う.
こうなったらもうなんでもありである.

しかしここまでくるとは,さすがに衝撃.