[Diary/2008/November]

化粧の技術革新とエンタテイメント制作 / 2008-11-04 (火)

今日

9日日曜日のコンサートに向けて合わせ.プログラムノートとCOEシンポ用の英語原稿.

ハイビジョン用化粧の衝撃

後でちゃんと書きますけど,安藤が開発している作曲支援ソフトウェアCACIEがNHKの科学番組で取り上げられる予定です.

ま,それ自体はどうでも良くて. その収録に立ち会った際,出演タレントの人の化粧に衝撃をうけたことが今日の本題.

ペンキを塗ったようなべったりとした化粧で非常に驚いたのだが,多分あれはハイビジョン画質で放映されるからこその化粧なのだな,と考えた. もしかしたら,2年ぐらい前からメイク業界?の技術革新というものはものすごい勢いで進歩したのではないだろうか. ハイビジョンと言えば「毛穴までくっきり」というのがウリなわけで,番組を作る方もそれに対応した演出をしなければならない.ハイビジョンの高画質故に出演者が低レベルにな(ったと感じ)るのでは問題があるわけだ.

安藤が見たその出演タレントの人は朝早くにNHKまで出向いてメイクをしてもらってから学校に来たとのこと.
つまり普通のメイクをやる人では対応できない(経験がない)タイプのメイクを,ちゃんとした設備のあるところでやらなければ,ハイビジョンに対応できないということである.
これはもう特殊メイクの領域であり,ノウハウの蓄積やメイクをする本人の技量なども,ものすごい勢いで技術革新が起きているということなのだな,と衝撃を受けたのだ.

基本安藤は「化粧なんかしなくてもいいじゃん」という立場なのだけれど,エンタテイメント映像を作るという領域において,安藤が気づかなかった技術革新が日々行われている.
同じエンタテイメントに関わる人間として,敬意を感じてしまうわけで.
ごめんなさい,今まで化粧の世界を侮ってました.

それと同時に,最近考えている「魅せるステージングのための方法論」をまた考え直さなきゃなぁと思ったのだ.
自分では化粧なんてしないし,今まで注文を出すこともなかったから,一切考えが及ばなかったけれど,
多分テレビ受けする化粧,ホールのステージに立つための化粧,ライブハウスのステージに立つための化粧,ジャズクラブのための化粧,サロンコンサートのための化粧,全てが違うはずなのだ.
うーん,勉強しなきゃな.

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1: finn (11/06 05:37)
普通以下の私ですら、少なくとも簡単な外出用、ちゃんとした外出用、
写真撮る時用のメイクがあるよ。飲みに行くときは(照明が暗いから)メリハリはっきり、とかね。
芸者さんもそうでしょ。薄暗い行灯の光の中で美しく見えるメイク。
毛穴を隠したいのだよね。ぼつぼつ見えたらがっかりでしょ。
コンシーラーを使うのだろうけれど、シリコンが入っているから肌には良く無い。

そして芬の若いお嬢さんの肌の美しい事。
日本人の肌の肌理が細かい。って嘘だね。芬のお嬢さんにはかなわないよ。毛穴無いよ。彼女ら。
化粧していないのに美しく滑らかで毛穴が無い!見えない!悔しいよ!今月29歳の私はさ!
2: daichi (11/07 19:16)
でもあっちの人達、20過ぎると一気にくるよね
まぁ顔だけでなく腹もだけどさ