[Diary/2011/April]

引き続きSuperColliderのユーザ層とかを考える / 2011-04-06 (水)

今日

新入生ガイダンス!
いよいよ新年度が動き始めた感じ……なんだが新入生の顔がいつもに比べて老けているように感じる.
震災とかの疲れなんだろうか.
把握している中では東北からの新入生は3人.あとは茨城の北の方とか.

そして音楽をやりたいという学生が多い.喜ぶべきなんだろうなこれ.

引き続きSuperColliderのユーザ層とかを考える

ガイダンスの合間とか終了後,
引き続きSuperColliderのGPを利用したシステムの整理と再構築.
前日と同じくエンジン部を完全にソースコードとして独立させる作業.

この作業やっててつくづく感じるのは,自分の曲用のシステム作っているのにユーザ層まで考えてしまう自分は,研究者としての割合が強くなっているんだなぁ,ということ.

SuperCollider Osaka Meetup #1 開催しました | umbrella_process blog
長嶋先生のSuperCollider日記を見ていると,やはりSuperColliderのユーザ層は,音響合成をしたい人がメインなんだと思う.
リスト処理とかクラスヒエラルキとかの「アルゴリズムとデータ構造」であるとか,メモリ内管理であるとか,そういう事を話題にはしないユーザ層なわけだ.

このページに出ているAphex Film Generatorってのも,パターンのリスト処理であるとかはごくごく普通というか……ノーテーションを制御しているアルゴリズムの中で,数値だけではなくリストやマトリックスにおける「意味」の抽出とか,そういうレベルの意識はない. (だから悪いわけではなく,注目している部分の違いだ)

しかし逆に言えば,自分がつけ込む余地はそこにあるわけだ.
だから自分はUGenとかに手を出さない方がいいわけだし,もっと今やってるような方向に邁進すべきなんだろうなぁ.