うわ,懐かしい
「ストリングカルテットのためのイリアック組曲」の事を,本当に久しぶりに調べていた.
昔勉強したよなぁ...
イリアック組曲ってのは,1957年(1956という文献もある)に作曲されたやつで,
コンピュータ科学の世界じゃ無茶苦茶有名なイリノイ大学が出どころ.
一番古いコンピュータを使ったアルゴリズミックコンポジション...のはず.
ちなみに,その計算をしたコンピュータの名前がILLIACというのです.
サウンド関係の計算はマシュー先生が一番最初だけど,論理作曲はこのヒラーって人が最初だと思う.
もちろんベースにはクセナキス先生がいるのだろうけど.
卒論や修論書くってのは結構面白いもので,
こういった昔の知識をほっくり返す以外にも,文章書くために色々ひねくり回すわけですが,「自分がこんなことを考えてたのか」ってのがわかって,自分自身で驚いたりしています.
今までみたいな開発レポートじゃこういうのはなかったなぁ.
実は卒論書かないで卒業した人間なので.
しかしそれにしても,論理作曲って昔も今も大して変わらないんだなぁ.
そもそも最初のILLIACでの「古典的音楽表現をコンピュータで扱う」って目的自体が達成されてないわけだし.