[Work/TechInfo/mac]

Tiger on PBの装飾キーの誤動作の問題 / 2006-04-14 (金)

PowerBookのTigerでのCtrlとCapsLockの入れ換えが誤作動する件について

Tigerには装飾キーのアサインを変更できる機能があるが,
PowerBookでCapsLockにCtrlを割り当ててると,結構な頻度で誤作動する.
これは,内蔵キーボードがADB接続されていて,その制御系に問題があったという理由によるものらしい.

かなりの頻度で誤作動するため,殆ど諦めている状態であった.
学校でUSBの外付けキーボードを使っている時には誤作動は起きないため,なんらかの問題があると思っていたが,
2006.03.17付けの山本さんのMacemacsjp-usersのML投稿より

MacのCaps Lockキーは、最初は機械式ロックでした。それを引きずったのか、最近まで、Caps Lockはキーボードコントローラーのファームウェアで制御されていました。本体側からソフト的にControlと入れ替えようとしても誤動作するのは、キーボードコントローラーのファームウェアが管理するCaps Lockの状態と、OSの管理するCaps Lockの状態が、タイミングによっては矛盾するからです。このあたりは、OSX 10.4以前に同等の機能を実現していたuControlというソフトウェアがありますので、ソースを読むと泣けて来ます。

最新のPowerBookではキーボードの接続がADBからUSBに変更されたので、この問題がようやく (17年かかって!) 根本的に解決されたようです。

とのこと.
uControlの拡張版には大変御世話になった.
山本さんのページによれば,

余談だが、 Tiger ではキー配列を変更可能である。 英語キーボードを利用している場合、 “capslock” キーを “ctrl” キーに変換すると Emacs 使いには心地よい。 しかし、完全に快適なのは、キーボードが USB バスで接続されている場合のみである。 ほとんどの PowerBook G4 が USB 経由であるが、 12 インチのは USB 経由ではない。 「アップルメニュー」の「この Mac について」で調べると、 Trackpad は USB に刺さっているのに、 キーボードはそうでないことが分かる。 この Mac では、たとえ “capslock” を “ctrl” に変更しても、 押すたびに LED が点灯し、中途半端にロックすることがある。 (USB キーボードだと、LED は点灯しなくなる!) Emacs を使っていると、発狂しそうになる。 どうして、12 インチだけ中途半端なのか。。。 金返せ Apple!

との事らしい.
MacEmacsのMLでは,その後,自力でキーボード改良(配線入れ換え)をした人も登場.

まぁ今度出ると噂されるMacBook Proの13.1インチモデルならば全く問題ないだろう.
ハードウェア自体のアーキテクチャが変わったので,ADB接続なんか設けるほうがアホ臭いということで,USBに変更になっただろうし.

12インチモデルは持ち歩きが非常に楽で,この大きさにして良かったと思っていたのだが,
この事実を知って,後悔をしたわけだ.
いやまぁ……どうにもならんのだけど.