[Work/art_works]

Opaline

プログラムノート

Opalineはテナーサキソフォンとライブインタラクティブコンピュータシステムのための曲である.宍戸陽子氏の委嘱により作曲され,2010年4月に宍戸陽子サクソフォンリサイタルで初演された.コンピュータエフェクトの音像移動の最適化のために生物学的な進化を取り入れた最適化手法である進化論的計算を用いており,これにより有機的かつ人間には想像できない音像移動が,コンサートホールの中で行われる.特に通常のコンサートホールで演奏されることを念頭においた最適化がなされており,クラシック音楽のためのコンサートで演奏される.

Performer

宍戸陽子

宍戸陽子写真

洗足学園音楽大学卒業.在学中に第4回JILA音楽コンクール管打楽器部門において第2位,翌年ソロリサイタル開催.アルフレッドリード指揮による洗足学園ウィンドオーケストラとソリストとして競演.東京ミュージック&メディアアーツ称美ディプロマコース修了.サキソフォンを渡辺邦夫,中村均一,大城正司,平野公崇の各氏に師事.現在フリーのサキソフォン奏者として活動.後進の育成にあたる.