OSXのディスクイメージの扱い
dmg形式は厄介である.
確かにOSX上のみで普通に扱う分には便利なのだが,これはマスタリングされたデータではないので,他の環境に持っていってCDに焼くのが面倒.
かといってMacのファイルシステムをiso9660で扱うことは出来ない.
基本的にはRAWデータになってれば,どこでも扱えるわけなので.
RAWデータとは完全にマスタリングされたCDそのままのデータ.
内部は完全にBit配列のみとしてしか扱えない.
内部ファイルがどれだけ少なかろうが,RAWイメージの容量は650MB固定になる.
当たり前だが.
ただし,圧縮すれば,元ファイルの容量に応じて小さくなる.
最後の0が続く部分が思いっきり圧縮されるから.
なお,ここに書いた情報は,10.2.8の時点のものであるので,10.3以降では違いが生じるかもしれない.
OSXのアプリとWinのアプリを使う場合
1.dmgを用意.
2.Toastでそのdmgをマウント
3.Toast形式のディスクイメージの書き出し
4.リソースフォークをすっ飛ばしてWinへ転送
5.RAWデータが扱えるCD焼きアプリで焼く
これで可能.
容量確認してみたところ,どうやらToastのディスクイメージはRAWデータらしい.
Winのほうのアプリでは,どうやら汎用のものではB's Recorderが使える模様.残念ながらCD Manupilatorでは読めず.
Unixコマンドを使う場合
CDを挿入
ls -al /dev/disk* でCDROMのデバイスを確認.自分のユーザ名で出ているデバイス.
(ディスクを増設してなければ, /dev/disk1と/dev/disk1so0)
umount /Vodumes/CDROM でアンマウント.
cat /dev/disk1so0 > /tmp/xxx.img
か
dd if=/dev/disk1s0 of=/tmp/xxx.img
これでRAWデータが抽出される.
ただし,アンマウントしてしまうとCDの取出しが出来なくなるので注意.
今のMacのハードだと,必然的に再起動を迫られる
で,その後はどこにでも持っていって,cdrtoolsを使って焼けば良い,ということになる.
ちなみに,一応cdrtoolsはOSX上でもコンパイル可能のようだ.
動作はわからん.