イントロダクション
2009年度からの完全オンライン出版化に伴い,今までは大枠しか決められていなかった研究会用原稿もテンプレートに従う必要がでてきた.
2009年4月現在のTeXテンプレートで研究会用原稿を作成使用とした時,公式に言及されていないいくつかの問題が生じる.
一つ目はページ数などの指定の問題.二つ目は著者プロフィールや受け付け採録日時,
三つ目はdvipdfmxを用いてpdfを作成する時に時に横長のものを生成する方法についてである.
前提として,研究会用フォーマット(研究報告)
\documentclass[techrep]{ipsj}
になっているものとする.
ページ数指定の問題
ページ数は1から始めること,と研究会担当が明言.
従って,テンプレートでは,
\setcounter{volpageoffset}{1234}
となっているところをコメントアウトすればおk.
著者プロフィールや受付採録日時
研究会用原稿では,受付採録日時と著者プロフィールはつけない.
しかし,テンプレートの
\受付{20}{9}{17} \採録{20}{11}{28}
この部分をコメントアウトするだけでは受付採録日時は消えない.
この問題を解決するためには,テンプレートでbibliographyの後に入っている著者プロフィールの環境そのものを消す必要がある.
\begin{biography} \member{****} ... ... ... \end{biography}
これを環境ごと消すと,著者プロフィールも受付採録日時も出なくなる.
dvipdfmxで横長
情報処理学会論文誌等を執筆時にdvipdfmxでlandscapeしなくて困った人が読むエントリ - 4403 is written
に書いてある通り.
プリアンブルに
\AtBeginDvi{\special{landscape}}
と記述しておく.