コーヒーの科学
さて,久しぶりにタイトルに則した内容をば.
「コーヒー」で単位のとれる大学がある(Exite)
やっぱりなかったのかぁ.
あ,単位とかじゃなく,まともにやってる所って意味ね.
千葉大園芸学部あたりであってもよさそうな感じだったんだけど.
農業経済ならともかく,栽培学的にやろうとすると,やっぱり試験場,演習場が国内にないのが問題なんだろうね.
例えば,南米の大学と提携した所で(インドネシアでもいいぞ!),頻繁に往復する旅費は誰が出すのか,って問題にもなるし.
こういう系統のCOEとか…そういうどでかい予算がつかないかなぁ.
日本は一応コーヒーの消費大国なんだから(適当に口にしてみた.本当の所は知らん)
そんなCOEが立ち上がるとすれば,僕は無給でもいい!ってRAあたりに応募しちゃうかもなぁ.
今の時代数値の人はどこにでも絡んでいけるし(有用かどうかはともかくとして).
現状,日本でコーヒーの関係(経済,栽培学,焙煎の化学,どれでもいいけど)やってるとなると,大手のディーラーしかないってことなんだろうね.
UCCが編集した本は読んだことがあるけど…あれは自社史だったんで大して面白くも無かったし.
醸造学がきちんと成り立ってるんだから,「焙煎学」なるものが確立する余地はある…ないな.
応用が狭すぎるし(せいぜい焙じ茶ぐらいまでしか),対象が嗜好になっちゃうからなぁ(醸造みたいにコスト低減を目標とできないよね?).
この人,日本のコーヒーの世界では有名なんだろうか?
計算力学…数値屋さんか.メインのアプリケーションはどの方面なんだろう?
専門が計算力学なのに…って言ってるけど,農学部じゃ農学が専門の人がコンピュータリテラシの授業やってるんだから,別に不思議でもなんでもないやね.
まぁそういうことも含めて,大学の人と一般の人の認識のズレが前面に出てきてるなぁ.
ときおり「焙煎で、どんな組織変化が起こるの?」「焙煎度合と香りの発生量の関係は?」なんていう、グラフ入りのやたら学術的なページが出てきて「?」となることも。
組織変化は化学的な知識が必要かも知らんけど,焙煎度合と香りの発生量の関係なんて,多分中学程度の数学知識があれば,「面白く読める」内容になってるんじゃないかと思うのですよ.
別に「やたら学術的」でもなんでもないと思うけど.
化学や数学が絡んでくると,なんでも「得体の知れないもの」「自分には理解できないもの」として片付けてしまうのか.
しかしまぁ,コーヒーやってる人なら,「学術的」なんてひねくれた感想をもたずに,素直に面白く読めるだろうと思うんだよね.
アレか,一般人とかけ離れてるのは,コーヒーの人達もそうなのか!
あとさ,これって「社会で役に立たない授業,税金の無駄遣い」だよね?
ほら文句言え文句言え〜.
…いや,最近,僕はなんてダメ人間なんだ,ってブルーなんもんでね.ごめんなさい.