[Diary/2005/March]

コーヒーの研究 / 2005-03-09 (水)

コーヒーの科学

さて,久しぶりにタイトルに則した内容をば.

「コーヒー」で単位のとれる大学がある(Exite)

やっぱりなかったのかぁ.
あ,単位とかじゃなく,まともにやってる所って意味ね.
千葉大園芸学部あたりであってもよさそうな感じだったんだけど.
農業経済ならともかく,栽培学的にやろうとすると,やっぱり試験場,演習場が国内にないのが問題なんだろうね.
例えば,南米の大学と提携した所で(インドネシアでもいいぞ!),頻繁に往復する旅費は誰が出すのか,って問題にもなるし.
こういう系統のCOEとか…そういうどでかい予算がつかないかなぁ.
日本は一応コーヒーの消費大国なんだから(適当に口にしてみた.本当の所は知らん)

そんなCOEが立ち上がるとすれば,僕は無給でもいい!ってRAあたりに応募しちゃうかもなぁ.
今の時代数値の人はどこにでも絡んでいけるし(有用かどうかはともかくとして).

現状,日本でコーヒーの関係(経済,栽培学,焙煎の化学,どれでもいいけど)やってるとなると,大手のディーラーしかないってことなんだろうね.
UCCが編集した本は読んだことがあるけど…あれは自社史だったんで大して面白くも無かったし.

醸造学がきちんと成り立ってるんだから,「焙煎学」なるものが確立する余地はある…ないな.
応用が狭すぎるし(せいぜい焙じ茶ぐらいまでしか),対象が嗜好になっちゃうからなぁ(醸造みたいにコスト低減を目標とできないよね?).

この人,日本のコーヒーの世界では有名なんだろうか?
計算力学…数値屋さんか.メインのアプリケーションはどの方面なんだろう?
専門が計算力学なのに…って言ってるけど,農学部じゃ農学が専門の人がコンピュータリテラシの授業やってるんだから,別に不思議でもなんでもないやね.

まぁそういうことも含めて,大学の人と一般の人の認識のズレが前面に出てきてるなぁ.

ときおり「焙煎で、どんな組織変化が起こるの?」「焙煎度合と香りの発生量の関係は?」なんていう、グラフ入りのやたら学術的なページが出てきて「?」となることも。

組織変化は化学的な知識が必要かも知らんけど,焙煎度合と香りの発生量の関係なんて,多分中学程度の数学知識があれば,「面白く読める」内容になってるんじゃないかと思うのですよ.
別に「やたら学術的」でもなんでもないと思うけど.
化学や数学が絡んでくると,なんでも「得体の知れないもの」「自分には理解できないもの」として片付けてしまうのか.

しかしまぁ,コーヒーやってる人なら,「学術的」なんてひねくれた感想をもたずに,素直に面白く読めるだろうと思うんだよね.
アレか,一般人とかけ離れてるのは,コーヒーの人達もそうなのか!

あとさ,これって「社会で役に立たない授業,税金の無駄遣い」だよね?
ほら文句言え文句言え〜.

…いや,最近,僕はなんてダメ人間なんだ,ってブルーなんもんでね.ごめんなさい.

[ ツッコミの受付は終了しています ]
1: m-use (03/09 22:24)
>・・・日本のコーヒーの世界では有名なんだろうか?
以下の「コーヒー」を「音楽」に置き換えてみよー!
ほ~ら某H田さんがプンプン吠える「趣味の研究」ができあがる,,うへへ
2: daichi (03/10 20:53)
H田さんって…その伏せかたにすると該当者複数いませんか?
僕は,大学でやることは基本的に全部趣味でいいって考えてますからねぇ.
「税金の無駄遣い,社会で役に立たない授業」って言い方がムカついてしょうがなかったりします.
趣味でなきゃ,わざわざ大学まで行って勉強しないって.
3: m-use (03/10 21:36)
複数,,いる?(一応それを狙ってはみたのだけど)
でも実際さかんに口にしてらしてるのは多分おひとりよ..
趣味が高じてエンターティメントを真剣に考える科学技術につながるならまだよし,
(エンターティメントを科学系でおおぴらに謳えるようになったのはたかだかこの2年)
そうでないならこのご時世,趣味で予算と学位は取れないのであります(学位はうちだけか,,_|^|○)
日本は身も心も貧しい,,
4: daichi (03/11 17:21)
ううう,結局金が敵の世の中か.
エンタテイメントも結局お金に結び付くものしかファンドとれないですしねぇ.現代曲なんて.
まぁ企業メセナみたいなのが再び盛り上がることを期待しましょう.